地域包括ケア病棟で短期滞在手術等基本料3を算定したよ。対象手術について。― 男性医療事務員の戯言

この記事は約2分59秒で読めます

【著者プロフィール】佐々木まるお(ささき・まるお)
愛妻家の30代・男性医事課リーダー。2014年、大手電機メーカー子会社から未経験で医療事務の世界に飛び込む。日常業務のほか業務改善に取り組み、残業30%減などを実現。
ブログ「男性医療事務員の戯言」で医事課職員のキャリアや業務などについて幅広く情報発信中。

(ブログ「男性医療事務員の戯言」2017年9月14日掲載分より転載)

今日は短期滞在手術等基本料3を算定したので書いてきます。今回、短期滞在手術等基本料3を算定するにあたりいろいろと勉強しました。いろいろと思うところはありますが査定の可能性も低いので良しとします。

短期滞在手術等基本料3を算定するにあたって、どこの病棟でも算定していいの?普通に出来高で算定したほうがいいんじゃないの?など不思議な部分も書いてみたいと思います。

地域包括ケア病棟で短期滞在手術等基本料3

地域包括ケア病棟で短期滞在手術等基本料3を算定。


地域包括ケア病棟でも問題なく算定は可能です。ただ在宅復帰率の算定期間には含めませんので注意が必要です。

今までは一般病棟で行っていたのですが短期滞在手術等基本料3を算定する対象患者さんはそんなに多くないです。僕の働いている病院ではP-bx(前立腺針生検法)やポリペグ(内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術)やヘルニア手術5鼠径ヘルニアくらいですからね。

件数にして月10件から20件のあいだです。

短期滞在手術等基本料3の算定要件


入院において以下の検査や手術を行う場合は短期滞在手術等基本料3を算定する必要があります。仮に出来高で算定したほうが高得点になる場合でも短期滞在手術等基本料3で算定する必要があります。診療点数早見表の195ページです。

入院した日から起算して5日以内に以下の手術又は検査等を行う場合には、特に規定する場合を除き、全ての患者について短期滞在手術等基本料3を算定する。

短期滞在手術等基本料3を算定する手術、検査又は放射線治療

  • D237 終夜睡眠ポリグラフィー 1 携帯用装置を使用した場合
  • D237 終夜睡眠ポリグラフィー 2 多点感圧センサーを有する睡眠評価装置を使用した場合
  • D237 終夜睡眠ポリグラフィー 3 1及び2以外の場合
  • D291-2 小児食物アレルギー負荷検査
  • D413 前立腺針生検法
  • K008 腋臭症手術 2 皮膚有毛部切除術
  • K093-2 関節鏡下手根管開放手術
  • K196-2 胸腔鏡下交感神経節切除術(両側)
  • K282 水晶体再建術 1 眼内レンズを挿入する場合 ロ その他のもの
  • K282 水晶体再建術 2 眼内レンズを挿入しない場合
  • K474 乳腺腫瘍摘出術 1 長径5センチメートル未満
  • K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術
  • K617 下肢静脈瘤手術 1 抜去切除術
  • K617 下肢静脈瘤手術 2 硬化療法(一連として)
  • K617 下肢静脈瘤手術 3 高位結紮術
  • K633 ヘルニア手術 5 鼠径ヘルニア
  • K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)
  • K721 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 1 長径二センチメートル未満
  • K721 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 2 長径二センチメートル以上
  • K743 痔核手術(脱肛を含む。) 2 硬化療法(四段階注射法によるもの)
  • K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき)
  • K867 子宮頸部(腟部)切除術
  • K873 子宮鏡下子宮筋腫摘出術
  • M001-2 ガンマナイフによる定位放射線治療

レセプト点検やレセプト病名は超簡単!入院担当にとってはありがたいですね。


短期滞在手術等基本料3が創設された背景は、通知にも書いてあるとおり事務員の負担軽減があげられます。

短期滞在手術等を行うための環境及び当該手術を行うために必要な術前・術後の管理や定型的な検査、画像診断等を包括的に評価したものである。

つまり急性期病棟における煩雑な処理を軽減してくれます。それでもいろいろ忙しいですけどね。

本日のまとめ


地域包括ケア病棟で短期滞在手術等基本料3を算定したわけですが、僕の働いている病院でこの流れは続いていくと予想されます。一般病棟は短期滞在手術等基本料3を算定するような患者さんを入院させなくても十分回転していますので。

地域包括ケア病棟担当としてはみんな在宅に帰るので在宅復帰率に含められるといいんですけどね。

またまた勉強しなくてはいけないですが頑張ってやっていこうと思います。

(ブログ「男性医療事務員の戯言」より転載)

【無料でも充実!好評開催中】 人事制度セミナー 全国4都市で開催!

・医療現場にはどのような人事施策が効果的なのか?
・医師にはどのように制度を適応すればよいか?
・成功事例/失敗事例
などのよくある疑問や、人事考課を絡めた実践のコツについてお伝えします。

お申し込みはこちら

関連記事

ログイン

≪病院の“参謀”求人≫

病院トップをサポート等でご活躍いただける方を探しております。

ご連絡はこちら

記事カテゴリー

Facebook

病院経営事例集とは

病院経営事例集は、実際の成功事例から医療経営・病院経営改善のノウハウを学ぶ、医療機関の経営層・医療従事者のための情報ポータルサイトです。