医療費控除。確定申告に必要な領収書を紛失。病院では再発行できる?― 男性医療事務員の戯言

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【著者プロフィール】佐々木まるお(ささき・まるお)
愛妻家の30代・男性医事課リーダー。2014年、大手電機メーカー子会社から未経験で医療事務の世界に飛び込む。日常業務のほか業務改善に取り組み、残業30%減などを実現。
ブログ「男性医療事務員の戯言」で医事課職員のキャリアや業務などについて幅広く情報発信中。

(ブログ「男性医療事務員の戯言」2017年10月31日掲載分より転載)

年末にかけて増えてくる問い合わせの中に「確定申告に必要な領収書を紛失したので再発行してほしい」と言うのがあります。高齢者が多い病院になるとそれだけ問い合わせは増えるんじゃないでしょうか。

高齢者は多数の病院に通院していることも多いですからね。今日はそんな医療事務で確定申告に必要な領収書を紛失。再発行できる?って話です。

領収書の再発行は可能?

編集部注:転載元記事から引用

最初に医療費控除についてのざっくりとした説明

医療費控除は多くの医療費を使った人は大変だったから申告してくれれば税金を安くしてあげますよ!申告しない人は知りません。って制度です。なので医療費をたくさん使ったなぁ。と言う人は申告したほうがいいです。

しかもセルフメディケーション税制なんて言う新しいルールもありますので患者さんにしてみればチンプンカンプンですね。

金額は細かいルールがありますが基本的には10万円を支払った場合は医療費控除の対象になります。1割負担の高齢者ではなかなか行かない金額です。

そもそも大多数の年金生活者は支払う所得税も低いんだから医療費控除の必要性も疑問があります。まぁこれは別問題なので今度書くかもしれません。

医療費控除。確定申告に必要な領収書を紛失。病院では再発行できる?

これは多くの病院では再発行はしていません。病院に限らず領収書の再発行は基本的にやっていません。これは領収書の性質を考えれば当然ですね。

領収書は商品や行為が行われたときに発行されるものです。何度も再発行をしてしまうと不正使用に使用される可能性もあります。そんな時に病院も責任を問われる可能性はあります。また領収書発行の義務はありますが「再発行に応じる」という義務はありません。

なのでもしも再発行を気軽に行っている病院は注意した方がいいです。

差額ベット代(有料室)やレンタル料品代は対象外です

これもよく聞かれる内容ですが、差額ベット代(有料室)やレンタル料品代は対象外です。基本的には。基本的にはと書いたのは場合によっては認められるからです。厚労省のHPにも書いてあります。

(3)本人や家族の都合だけで個室に入院したときなどの差額ベッドの料金は、医療費控除の対象になりません。

つまり治療の目的で必要であった場合は医療費控除の対象になる!可能性があります。詳しくは税務署に問い合わせになります。

(1)入院に際し寝巻きや洗面具などの身の回り品を購入することがありますが、これは医療費控除の対象になりません。

と書いてありますのでこれはパジャマなどのレンタル料品代は対象外です。

本日のまとめ。

いろいろと書いてきましたが医療事務として知っておきたいポイントは以下の通りです。

  1. 病院では領収書の再発行はしない方がいい
  2. 医療費控除には年間10万円の医療費の支払いが必要
  3. 10万円に届かない場合はセルフメディケーションも
  4. 医療費控除に診療費と入院食事代は対象になる
  5. 有料室やレンタル料品は対象外です
  6. 確定申告の最終判断は税務署がおこなう

(ブログ「男性医療事務員の戯言」より転載)

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