ノロウイルス検査。これから増えるので算定の注意事項。費用とか!― 男性医療事務員の戯言

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【著者プロフィール】佐々木まるお(ささき・まるお)
愛妻家の30代・男性医事課リーダー。2014年、大手電機メーカー子会社から未経験で医療事務の世界に飛び込む。日常業務のほか業務改善に取り組み、残業30%減などを実現。
ブログ「男性医療事務員の戯言」で医事課職員のキャリアや業務などについて幅広く情報発信中。

(ブログ「男性医療事務員の戯言」2017年12月19日掲載分より転載)

今年もノロウイルス検査を行う患者さんがポチポチと増えてきました。嘔吐や下痢の症状で受診する人には注意が必要ですね。

これからの時期に嘔吐や下痢の症状で来院すると「ノロウイルス」の検査を行います。今日はそんなノロウイルス検査の算定について書いておきます。

ノロウイルス検査の算定。注意事項。自費の人がいます。

ノロウイルスを保険算定するには注意が必要です。ノロウイルスの検査を実施して保険算定できる人はルール(算定要件)があります。

以下の要件を満たしていないかよく確認をする必要があります。

  1. 3歳未満、65歳以上の患者さん
  2. 悪性腫瘍が確定の患者さん
  3. 臓器移植後の患者さん
  4. 抗悪性腫瘍剤、免疫抑制剤、又は免疫抑制効果のある薬剤を投与中の患者さん

ノロウイルス検査を保険請求するためには上記4つの算定要件のどれかに当てはまる必要があります。

それ以外の患者は自費になります。医療事務バイブル診療点数早見表にも書いてありますのでしっかり確認しておきましょう。

僕は上記4つのルールをみたしていないので病院に行ってノロウイルス検査を行ったら自費で検査をすることになります。

ノロウイルス検査は自費だといくらかかる?

これは自費なので一概には言えませんが、3,000円~5,000円の間で出来るでしょう。僕の働いている病院では3,500円になっています。

ノロウイルスだけで3500円程度ならまぁ良心的なのではないでしょうか。

ノロウイルス検査で結果が判明しても薬はありません。

これ、意外と知られていませんがノロウイルスに有効な薬はありません

なので検査をして陽性反応が出ても整腸剤くらいしか処方できません。検査をしなくても下痢や嘔吐の症状が出現していたら整腸剤を処方してもらいうしか有効な手段がないのです。

つまり現状ではノロウイルス検査を行う必要性はあまりありません。ただ、飲食店で働いている人などノロウイルスの確定診断が必要な人は行うしか方法はありません。

ノロウイルスにならないように注意しましょう。

そもそも大前提としてノロウイルスにならないように手洗いうがいを徹底しましょう。

ノロウイルスにはアルコール消毒は無効です。しっかり加熱して、よーく手を洗うしかないのです。

まな板、包丁、へら、食器、ふきん、タオル等は熱湯(85℃以上)で1分以上の加熱が有効らしいです。

手洗いは、調理を行う前(特に飲食業を行っている場合は食事を提供する前も)、食事の前、トイレに行った後、下痢等の患者の汚物処理やオムツ交換等を行った後(手袋をして直接触れないようにしていても)には必ず行いましょう。

常に爪を短く切って、指輪等をはずし、石けんを十分泡立て、ブラシなどを使用して手指を洗浄します。すすぎは温水による流水で十分に行い、清潔なタオル又はペーパータオルで拭きます。石けん自体にはノロウイルスを直接失活化する効果はありませんが、手の脂肪等の汚れを落とすことにより、ウイルスを手指から剥がれやすくする効果があります。

ノロウイルスに関するQ&A |厚生労働省

レセプト点検時の注意事項。

上記の対象者以外でノロウイルスを算定していると査定の対象です。レセプト点検や会計入力時は注意してくださいね。

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対策してください。夏でもノロウイルスに注意です。

(ブログ「男性医療事務員の戯言」より転載)

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