カルテ開示とは、患者から要求があった場合にカルテ、看護記録、検査記録、X線写真などの医療情報を開示すること。医師と患者の信頼関係を保てるため、インフォームドコンセントの充実にもつながる。
作成:高崎健康福祉大学 木村研究室 大竹玲奈
更新日:2014/11/5
※ 参考:
『患者向けアンケート調査結果 報告書』p.8
(「ハンセン病問題に関する検証会議」の提言に基づく再発防止検討会より)
カルテなどの診療記録を開示する義務の周知状況をみると、「知らない」が 42.2%であった。さらに、実際のカルテ開示の請求経験をみると、「開示を求めたことがある」と答えた患者は 6.2%であった。カルテ開示の義務化当初は、医療機関等によってカルテ開示周知のための広報が実施されたと思われるが、時間の経過とともに、広報を実施する側も「既に周知できた」との認識から、意欲的な取り組みを行わなくなった可能性がある。
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