ランドセル素材などを扱うクラレが発表した「新小学1年生が将来就きたい職業ランキング」によると、医療関係の職種は、医師が男の子の8位、女の子の7位。看護師が女の子の6位にランクインしました。また、「親が就かせたい職業ランキング」においても、医療関係の職種が根強い人気を示す結果となりました。
「なりたい職業」に大きな変動は見られず
ランキングの結果は以下の通り。男の子の1位は調査を開始した1999年から17年連続でスポーツ選手、女の子の1位も同じく17年連続でケーキ屋・パン屋という結果になりました。医療関係の職種の人気については、例年と比べて大きな変動は見られませんでした。
2015年版 新小学1年生の「将来就きたい職業」
クラレの発表を元に病院経営事例集編集部が作成
「親が就かせたい職業」では、医療職が安定の人気
一方、「親が子供に将来就かせたい職業ランキング」では、医療関係の職種の人気が鮮明に現れる結果となりました。特に女の子の親から人気が高く、1位の看護師、2位の薬剤師を筆頭に、4 年連続で10位以内に4つの医療関係の職種がランクインしています。
男の子の親から人気が高いのは3位にランクインした、医師。薬剤師は、これまで女の子の親に人気でしたが、2011年から5 年連続で男の子の親の就かせたい職業としてトップ10 入りを果たしています。クラレでは、「男の子の親にも薬剤師人気が定着しつつある」と解説しています。
今年度の新小学1年生が医療現場にデビューする、2030年を過ぎたころだと思われます。”2025年問題”を乗り越えたこのころ、医療業界はどうなっているのでしょうか―。
2015年版 新小学1年生の親の「就かせたい職業」
クラレの発表を元に病院経営事例集編集部が作成
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