転職活動記(2)は「転職コンサルタントとの面談」です。
病院事務業界というのはとてもニッチな業界なので、一般の転職サイトを調べてみたものの、あまり求人が掲載されていませんでした。掲載されていたとしても、事務作業中心のいわゆる「事務員」の募集で、病院業界の中で事務職として働くキャリアを考えた転職活動にはつながらない印象でした。
業界全体としてどのような求人が売りに出ているのか、またどのようなスキルが求められているかを知るためにも、まずは転職コンサルタントと会ってみよう!と思い、転職支援会社に登録してみました。
登録させていただいたのは、エムスリーキャリアの病院事務職転職支援サービス。
基本情報は簡単に入力し、そのあとに電話か対面での面談で職務経歴を確認するという流れでした。私はコンサルタントの方と会える距離に住んでいたので直接オフィスに伺って、面談で職務経歴や希望する業務内容、いま出ている求人の情報などを教えていただきました。
(地方勤務などで会うことができない場合は、電話で面談していただけるので問題ありません)
コンサルタントとの面談のタイミングでは、自身の履歴書・職務経歴書を作成し、提出することになります。このような作業は私自身初めてだったのですが、これまで自分がやってきた仕事を振り返り、社会人になった自分の履歴書を客観的に見つめ直すことで、自分自身に何が足りないのかを考える時間になりました。
いろんな転職支援のコンサルタントやらアドバイザーが言っていますが、「定期的に自分の職務経歴書を作る作業」というのはとても大切だなと思いました。転職する気のない方でも、年に一度くらいは、自分がやった仕事を書き出して、職務経歴書のアップデートをしておくことはとても大切だと思います。
また面談では、いま出ている求人の情報を紹介していただけました。
良かったのが、自分が応募できる求人だけでなく、「いまの○○さんには経歴上まだ応募ができないですが、病院内で経歴を積まれた方にはこのような求人が出てきます」という情報も併せて教えてくださったことでした。自身の職務経歴書と掛け合わせて、「病院事務の仕事として、将来どのようなポストがあるのか?」「いまの自分に足りないスキルは何なのか?」ということを具体的にイメージでき、これだけでも転職活動をしてよかったなと思いました。
ということで、ここからは具体的な転職活動に入っていきます。続きはまた次回に!
(※本記事は、「病院で働く事務職のブログ」2019年2月21日掲載の記事を一部編集の上、転載したものです)
【プロフィール】
病院事務職歴7年。新卒で500床規模の急性期病院の事務職員として入職後、医事課入院部門、経営企画部門、医療の品質改善部門に所属。診療報酬請求や各種窓口対応などの医事業務から、看護業務改善や病院の機能評価受審の事務局担当といった院内プロジェクトまで様々な業務に従事。現在は再び医事課入院部門に所属し、医事業務全般に加え、医事課スタッフの採用・教育、監査対応や委員会の事務局業務にも携わっている。
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【シリーズ一覧】
・(1)転職活動を始めたきっかけ
・(3)「デキる」医事課職員へのニーズの高さ(スタッフ編)
・(4)「デキる」医事課スタッフへのニーズの高さ(管理職編)
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