【失敗に学ぶ医師面接】「どうしてうちなんかに来てくれたんですか?」

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「場を和ませよう」と思って発した面接官のちょっとした一言が、応募してきた医師の入職意欲を低下させてしまうことも―。このコラムでは、コンサルタントが実際に遭遇した面接NG事例を紹介します。

≫ 今回の面接時のNG発言 ≪
採用担当者「どうしてうちなんかに来てくれたんですか?」

ishiある医師は、面接時、医療機関側の「うちなんかに」という一言を聞いた瞬間、入職を断念したことがあるそうです。

採用担当者の意図は、あえて自虐的な発言をすることで面接の雰囲気を和ませることにありました。しかし、卑屈な印象を与えてしまうと逆効果。もちろん、応募者が緊張せずに話せるように場を和ませることは必要ですが、「この雰囲気で働いてみたい」と思ってもらえるような配慮も大切です。

面接の雰囲気をどう和ませるか

本音を引き出せるような和やかな面接の雰囲気づくりのためには、どんな対応が有効なのでしょうか。エムスリーキャリアで医師と医療機関のマッチングに携わってきた清水雄司氏(医療コンサルティンググループ)は次のように話します。

「面接上手な医療機関では、採用担当者や院長、理事長が面接前に医師の履歴書をよく見ていて、共通の話題を探し出していることが多いですね。

共通の知り合いがいたりすると、とても和やかな雰囲気になりますし、応募してきた医師の過去の論文や専門領域をあらかじめ調べておいて、話が盛り上がる勘所を押さえようとしている医療機関もあります。こうした対応をしてもらえると、医師も信頼して本音を語りやすくなるようです」

d008ed3f7b7ca521e4b6c233843a2738_s中には、病院経営事例集が過去に取り上げた医療法人社団創造会・平和台病院(千葉県我孫子市)のように、「どうやったら面接時に応募者を笑わせられるか」を理事長と採用担当者が打ち合わせている医療機関も存在します。

面接官が履歴書など過去の経歴を予めチェックし、転職理由や医師の性格を想像しておくことも大切だと清水氏。こうした面接前の準備によって、面接時の質問にも深みが出ると語ります。よりよい面接のためには、よりよい準備が大切だと言えそうです。


清水雄司(しみず・ゆうじ)

1982年生まれ。神奈川県出身。大学卒業後百貨店業界を経て、2012年エムスリーキャリア株式会社入社。現在は、医療コンサルティンググループにて、全国の医療機関・100社以上の医師紹介会社に対して、業界全体にとっての「価値あるマッチング」の支援・実行に携わる。

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