医師の4割が都道府県またぐ転居に前向き―医師455人アンケートvol.2

医師は、ホワイトカラーに比べると勤務地の候補が多く、住む地域も選びやすい職種です。医師455人から回答を得たアンケートから、他都道府県への転居に対する意識と、勤務先として人気の都道府県を紹介します。
※文中のデータは四捨五入したものです

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目次

「他都道府県に転居したくない」医師は43.3%

まず、現在住んでいる都道府県から、他の都道府県に転居してもいいと思うかを尋ねました。
「できれば転居したくない」「絶対に転居したくない」の合計は43.3%です。他方、「ぜひ転居したい」「転居してもいい」の合計は38.7%で、医師の2.5人に1人は他都道府県への転居に前向きなことがわかります。

他エリアへの転居 ハードルとなるのは…?

他都道府県に転居したい人、してもいい人に、その理由を尋ねたところ、最も多かったのは「暮らしやすくなりそう(便利さ、物価、人間関係など)」で56.9%でした。次いで、「働きやすくなりそう(勤務先の選択肢、勤務時間、通勤時間、休みやすさなど)」(35.4%)、「仕事で待遇がよくなりそう」(28.2%)も続きます。

※この質問で「転居したくない、転居したいかわからない」と回答した人を除いて集計

「その他」の意見としては、以下のような回答がありました。
※都道府県は居住地
※一部編集しているものもあります。

  • 実家に戻る(50代/徳島県)
  • 元々居住していた土地のほうが医療事情に明るいため(50代/香川県)
  • 自然環境が良い(60代/京都府)
  • 地方でなければ構わない(50代/兵庫県)
  • 新たな出会いや刺激が得られるから(60代/大分県)
  • 趣味の場に近いなら良い(50代/三重県)
  • 冬の雪が高齢になると苦痛(70代以上/福井県)
  • 働き甲斐があれば、どこでも良い(60代/兵庫県)

また、他の都道府県に転居したくない人にもその理由を尋ねました。
こちらも最も多い理由は、「暮らしにくくなりそう(便利さ、物価、人間関係など)」で46.4%が回答。次に多かったのは「家族が歓迎しなさそう、困りそう」で、36.6%を占めます。「働きにくくなりそう(勤務先の選択肢、勤務時間、通勤時間、休みやすさなど)」も、26.8%いました。

※この質問で「転居したい、転居してもいい、転居したいかわからない」と回答した人を除いて集計

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医師が働いてみたい都道府県トップ10!1位は?

医師たちが、現在住んでいるところ以外で、働いてみたい都道府県はどこでしょうか。
1位、2位は観光地としても人気の「沖縄県」(11.2%)、「北海道」(10.5%)で、それぞれ医師の10人に1人が選んでいます。続いて「東京都」(9.0%)、「神奈川県」(7.7%)と関東が並び、5位は九州から唯一トップ10にランクインした「福岡県」(6.4%)でした。

※医師455人が、働いてみたい都道府県を最大3つ回答
※表は「なし」(30.8%)を除く、トップ10位のみ掲載

トップ3の都道府県を選んだ人から寄せられた声を紹介します。
※一部編集しているものもあります

沖縄県

  • 何回か観光で訪れたり、空気を吸ったりしていて良い印象を持ったから
  • 老後ゆったりと、地域に溶け込めそうだから
  • 沖縄で仕事をしていたことがあるが、仕事以外が充実していたから
  • 沖縄はスギ花粉が飛散しないから
  • 温暖で生活しやすそう
  • 自然豊か

北海道

  • 自然環境が良さそうなので
  • 知り合いがいる
  • 地域医療で1ヶ月間、実際に働いて地域住民へのイメージが良い。昆布やウニの差し入れは最高だった
  • 北海道は妻の出身地で卒業大学は北海道にあり選択しました
  • 刺激が得られそう

東京

  • 現在の勤務地は田舎過ぎる
  • 都会
  • 便利そう
  • 東京で遊びながら働きたい
  • 子供が暮らしている

医師の採用活動では、他都道府県に住む医師へのアプローチも重要になります。その際は、医師が転居を伴う転職で懸念しがちな点をいかにフォローできるかどうかが、採用成功のカギになるかもしれません。

【調査概要】
期間:2021/3/6~3/14
対象医師:m3.com登録医師455人

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