【元医事課リーダーのよもやま話】新入職員を迎える先輩職員の心得5つ

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もうすぐ4月。多くの病院で、新入職員を迎える季節かと思います。わたしが新人のときは患者さんと接するよりも、看護師さんの鋭い指示に緊張していたのを思い出します。
今回は、医事課の新入職員を迎えるときに、先輩が心がけたいことをお伝えします。

(1)病院ならではの言葉遣いを覚えてもらう

未経験の方の場合、まずは一般的な接客・接遇との違いを認識してもらうことからスタートします。
「お客様」ではなく「患者さん/患者様」、会計後は「ありがとうございました」ではなく「お大事にどうぞ」といったお声がけは、病院独特の言葉遣い。接客経験者の方は、自然と前者を口にしてしまいがちですが、頭を切り替えてもらうことが必要です。

(2)病院における身だしなみの意味を伝える

清潔感のある身だしなみが求められる点は、病院も一般的なマナーと変わりません。しかし、医療現場は患者さんの安全性にも気を配る必要があります。たとえば腕時計。患者さんに当たる懸念があるため、わたしは腕時計を外していました。また、動きやすさ重視でクロックスなどを履く職員もいますが、患者さんの前に出る機会があるなら避けた方がよいはず。こうした細かな心配りも、新入職員にお伝えしておきたいことの1つです。

次の3点は、スピーディーに仕事をこなすために、先輩から新入職員に伝えたいことです。病院ならではの特徴の一つが、時間にシビアなこと。なぜなら命を預かる仕事では、1分でできることが5分かかってしまうと命取りになってしまう可能性があるからです。

(3)何がどこにあるのか、院内をしっかり覚えてもらう

素早く行動できるように、院内マップはできるだけ早く覚えてもらいたいものの一つ。オリエンテーションでの案内はもちろん、他部署へのお届け物などは、新入職員にお願いすると覚えてもらいやすくなります。わたしが患者さんからよく受けた質問は「CT、MRIの検査室はどこですか」でした。患者さんによっては被爆を気にする方もいますから、そうした質問にもすぐ回答できる新入職員になれるとかっこいいですよね。

(4)専門用語を正しく理解してもらう

医療現場は専門用語のオンパレード。専門用語は、医療者からの指示でよく使われます。例えば、ウロ(泌尿器科)、ギネ(産婦人科)、ケモ(化学療法)など、未経験の方から見れば外国語のようなものです。医師や看護師から各科への患者案内を頼まれたときでもスムーズに対応できるよう、よく使うものから覚えてもらいましょう。

(5)わからなければ、その場にいる人に聞いてすぐに解決を促す

先輩たちは、新入職員が質問しやすい雰囲気をつくることが大切です。忙しいなかでも「分からないことはない?」と声がけする。最初のうちに聞けないと、どんどん聞きづらくなるため最初が肝心です。

新入職員の頑張りを応援することはもちろんですが、ベテラン職員が常に気に掛け、協力し合える職場づくりをしていきたいものですね。

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